今回は作業はさほど難しくないのですが、なぜこのような『12VLED照明で太陽光発電シーリングライト』というものを制作したかの説明が難しいです。少々前置きが長くなりますがお許しください。
太陽光発電の電力をどう活用すればもっとも節電になるのか?
まずソーラーパネルを以前頂いて、それの活用方法を日々思案しているのですが、その答えが出つつあります。もっとも節電になるのはもちろん電子レンジやエアコンなどの高出力家電の電力を太陽光発電で動かすことですが、それをするためにはどうしても家庭用電圧である100Vで出力してくれる大型蓄電池が必要となります。弊社で購入したものはこちらになります。
非常に良い商品でかなりの節電になりますが、15万円前後するため、この蓄電池のコストを太陽光発電の節約で取り返すのはかなりの時間がかかります。
そこでもっともコスパがいいのは、太陽光発電の電力をそのまま利用することです。そのままと言ってもバッテリーには一度入れるのですが、そのバッテリーは車のバッテリーを使うケースが多いです。しかも車で交換して使い終わったバッテリーで大丈夫なのでコストはゼロ。エンジンかかりにくくなって交換しても、実はまだまだ太陽光発電を貯めるものとしては使えるのです。
そして、この車のバッテリーから出る電圧は12V(家庭用は100V)です。つまりソーラーパネルからチャージコントローラーを経由してカーバッテリーで充電、そこから直接電気を使えばコストは非常に低く節電を実現できます。
とはいえ、カーバッテリーで電子レンジなどは動かせません。しかし消費電力の低いものを太陽光発電でまかなっても大した節電にはなりません。そこで注目したのは消費電力は低いが長時間消費しているものを太陽光発電でまかなう、という作戦です。
それが照明なのです。ちなみにシーリングライトを一ヶ月間つけておくと電気代は1500~2000円だそうです。それをまるっとゼロにしちゃいましょう。
12VのLED照明で太陽光発電シーリングライト制作レポート
まずシーリングライトってなんぞや?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらです。
ごくごく一般的なリビングの照明ですね。この中の蛍光灯を12V電源で光るLEDライトに変えます。なんでもいいのですが、弊社ではこちらをチョイスしました。
車で使われるライトです。8つ入って999円ですので激安です。そして非常に明るいです。これをシーリングライトの中に取り付けます。
中の色々取り外して、木の上にLEDを貼り付けようと思いました。これは発熱を心配したのですが、結果的にそれほど熱を持たなかったので、直接貼って良いと思います。
こういう状態ですね。で、この写真はすべてを取り外していますが、太陽光でも家庭用電源でも光るように、ハイブリッド方式のほうが一般家庭には良いと思います。仮に太陽光発電が切れた場合や少し明るさが足りない場合に蛍光灯のスイッチを入れるという形です。その場合はこうなります。
LEDライトが何本が適切かいろいろと試したのですが、一般的な部屋には4本前後が良さそうです。
LEDライトの配線を例えばエアコンの配管の穴などを利用して外に出し、カーバッテリーに繋ぎます。あとは普通に天井に設置し、蛍光灯もスイッチで付くようにすれば、100Vと12Vのハイブリッドシーリングライトの完成です。
写真は蛍光灯が付いていない状態ですが、充分に明るく、しかも24時間常に付いていますが、電気代はゼロ。もし雨が続いてバッテリーが切れたら蛍光灯を付ければOK。
参考価格 | 税別¥3000 |
サイズ | – |
備考 | LEDライト別途、配線工事別途 |