給湯器の水漏れ修理

先日浴室の水漏れ修理を行いました。浴室で水を止めていても「スー」という、水が流れる音があり調べてみたところ、浴室の外の地面のモルタルの継ぎ目から水が出ているのを発見。

こうしてモルタルやコンクリートで埋まった配管の水漏れを探すのは容易ではありません。お医者さんの使う聴診器のようなもので様々音を聞き、もっとも音の大きな場所を割っていきます。

こういった水の跡も頼りですが、これは恐らく湿気が流れた跡です。騙されてはいけません。

とりあえず割って中を覗きます。配管を探すだけでも大変ですし、配管を傷付けないようにていねいに作業する必要があります。

ようやく配管を発見し、音も大きく聞こえるようになりましたので、これで間違いなさそうです。

管の下が濡れています。この印象から下で漏れて水が湧き上がっていると判断してしまいましたが、後々これは半分間違いであることを知りました。

このように下のモルタルを砕き、土や砂利をかき出します。結構大変です。特に地面のモルタルは硬い…

ようやくここまで来ました。常温の水や下水もあるので管は複雑です。そして銅管に穴が開いている箇所を発見しました。写真中央部分小さいですが分かりますでしょうか?

年月が経つと銅管が劣化して部分的に穴が空いてくるそうです。さて、次はこの穴をどうやって補修するかですが、もっとも良いのはこの管は使わず新しい管を通すバイパス工事と言われるものですが、当然もっと大掛かりな工事になります。

そこでその選択肢は最後にとっておき、まずはここは防水モルタルでガチガチに固めることにしました。

数日後ここの水漏れは完全に止まったようですが、まだどこからともなく水が出てきます。先程判断を間違えたと書きましたが、その理由は給湯器の管ということで、銅管に保温用の塩ビのカバーがされているからです。

このカバーがある以上、下に穴が開いていても上に水が登ってきたり、その逆もあるのです。ですのでパッと見の印象とは違ったのです。

塩ビのカバーを少しずつ剥いで、ようやくもう一つの穴を発見しました。

この穴は縦になっている部分ですので、モルタルで固めるのが少々難しいということで、何かいい方法がないか考えてみました。そこで思いついたのがこれ。

「蝶番式立バンド」という金具らしいのですが、これで思いっきり管を締め付けることができます。ただ思いっきり締めると管が壊れてしまいますので、中にビニールテープを巻いて若干のクッション代わりにしてから締めるようにしました。

これで無事水が止まりまして完了です。工事も非常に簡単ですし、費用も格安でした。

参考価格税別¥20000~
サイズ
備考箇所や環境の複雑さにより変わります。